A) 百分率を早く解く
=a%という百分率の性質を利用しましょう。
例)\( \frac{45}{150} \)は何%か:
分母の150を100にするためには÷1.5、つまり、分子も÷1.5
例2)\(\frac{7}{20}\)は何%か:
分母の20を100にするには×5、つまり、分子も×5
B) 速度の問題を早く解く
40分は何時間でしょうか。このようなときはすぐに分母に60を入れます。
例)40分→\(\frac{40}{60}\)時間
上記の考え方を応用して、\(\frac{3}{5}\)時間のようなときには倍分するとよいでしょう。
例 \(\frac{36}{60}\)時間=36分
C)1.1倍の計算は手軽に
前年比問題の時に、1.1倍以上か未満かを見抜くなどの問題で使えます。
例1)2000×1.1
かけられる数を小数点の数分ずらし、元の数に足すというテクニックです。
1. 一つ小数点をずらす。2000→200
2. 200を元の数に足す=2200
例2)5600×1.1=5600
例)前年比が1.1倍より多いものはどちらか
昨年 | 今年 | ||
A事業 | 3300 | 3520 | 3300+330=3630より小さいから1.1倍より小さい |
B事業 | 2500 | 2820 | 2500+250=2750より大きいから1.1倍より大きい |
+560=6160
例)前年比が1.1倍より多いものはどちらか
昨年 | 今年 | ||
A事業 | 3300 | 3520 | 3300+330=3630より小さいから1.1倍より小さい |
B事業 | 2500 | 2820 | 2500+250=2750より大きいから1.1倍より大きい |
テストの時には要注意!
1. 選択肢の数字について:桁の違う答えがある場合は問題と答えの単位と0の数を必ずチェックします。問題の単位が「万」、答えの単位が「千」ということもあります。
2. 概算について:概算をするとできるかどうかの見極めに時間がかかってしまい、解くのが遅くなることがあります。計算がある程度早くなり、どうしても概算をしたい場合には、答えの選択肢に注目し、選択肢ごとの値の差がかなり大きいならば、大ざっぱに概算してしまってもよいでしょう。
概算を使えるのは答えが想像つくときです。普段、計算になれていない方が概算で解こうとするとより時間がかかってしまうことがありますので気を付けてください