このレッスンでは最大公約数を学習します。
倍数と約数が出来ている方が対象です。
最大公約数は2つ以上の数字において共通の約数の中で、最も大きな数値のものを指します。早速学んでいきましょう。
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最大公約数ってなんだっけ?
最大公約数・・・
ある2つの数の約数をそれぞれすべて求めます。
このとき2つの約数には必ず共通した約数が1つは現れます。
その共通した数の中で、一番大きい数のことを
「この2つの数の最大公約数」
といいます。
実際にやってみよう!
それでは、実際に27と36の約数をそれぞれ求めてみましょう。
27の約数を探すときは、まず27を27の半分くらいの数までで、
27がその数で割れるかどうかをすべてチェックしていきます。
そして、割れたものについては、割り算の計算の形をかけ算で
表します。この意味は、下の具体例を見て頂ければ分かると
思います。
27の半分の数は13.5なので、1~13の数で27を割っていきます。
いまは、割り切れるものだけを書き出してみましょう。
27÷1=27→27=1×27
27÷3=9 →27=3×9
27÷9=3 →27=9×3
最後に、右側のかけ算の式に出てくる数字をすべて書き出します。
1,3,9,27
ですね。これらが27の約数となります。
同じようにして、36の約数を求めると、
1,2,3,4,6,9,12,18,36
となります。
(もっとちゃんとした計算方法がありますが、ここでは割愛します。)
最大公約数を求めよう!
これらの準備のもと、いよいよ最大公約数を求めます!
まず、27と36、2つの約数の中に共通する数は、
1,3,9
であることが、上の2つの数字の列からわかりますね。
ここで、最大公約数の意味のところにもう一度戻ってみると、
「その共通した数の中で、一番大きい数」
が、最大公約数になるのでした。
今回の場合、共通した数字は1,3,9の3つであり、
その中で一番大きいものは、
9
となります。よって、9が27と36の最大公約数です。