このレッスンでは分数の割り算を学習します。
割り算基本・分数のかけ算を学習した方が対象です。
分数の割り算のポイントを押さえていきましょう。
スライドはスマホで見る場合スライドしていただくこともできますし、キーボードの左右のボタンを利用していただくこともできます。
分数の割り算はひっくり返す!
分数の割り算は、たった一つの動作で掛け算に変身します。
割る数の分子と分母を逆にする
これだけです!
そうすれば、÷を×に変えることができます。
この分子と分母を逆にしたものを、「逆数」と呼んだりします。
「そうそう、そんなことも習ったなあ、すっかり忘れちゃったけど、どうしてなんだろう?」となりますよね?せっかくのタイミングなので、おさらいもしておきましょう。
計算が出来れば大丈夫!!
スライドの6~9ページ目では、どうしてにすれば掛け算になるのかが解説されていました。もう一度ここで確認してみます。
- ÷は分数に直せるよ。そしたら、分母と分子に小さい分数が来ちゃったよ。
- 分母にも分数があるとややこしい。分母を1にして書かないようにしたいよ。
- そのための分数を、分母と分子両方にかけるよ。
- 分母を約分すれば、分子側しか残らないよ。
→そしたら割る数がひっくり返って、÷が×になっちゃった!
こういう流れです。
ですが、実際に計算するときは、「ひっくり返す」部分しか使わないので、そこだけ使いこなせれば問題ありません。
実際にやって覚えよう!
試しにやってみましょう。下の例題で考えてみます。
例題)\(\frac{5}{8} ÷ \frac{3}{4}\)
÷を見つけたら、ひっくり返して×にします。
\(=\frac{5}{8} × \frac{4}{3}\)
可能なら約分します。そのあと分子同士、分母同士で掛け算です。
\(=\frac{5}{2} × \frac{1}{3}\)
\(=\frac{5}{6}\)
こうやって進めれば、問題なく解くことができます。
もし分数を整数で割るとなったら、整数を\(\frac{整数}{1}\)と読みかえた上でひっくり返します。
なので\(\frac{1}{整数}\)とすればOKです。
この「ひっくり返す」というワザさえあれば、分数の割り算は全く怖くありません!