素因数分解って何?難しそう…と思っているあなたへ
「素因数分解」と聞くと、なんだか難しそうな響きですよね。でも実は、素因数分解はパズルのように楽しく学べる分野なんです!
今回は素因数分解の基本から実践的な解き方まで、初心者の方にもやさしく解説します。
そもそも素数とは?
素因数分解を理解するには、まず「素数」を知る必要があります。
素数とは:1とその数の2つしか約数を持たない数
例えば:
- 2の約数→1, 2(素数)
- 3の約数→1, 3(素数)
- 4の約数→1, 2, 4(素数ではない)
- 5の約数→1, 5(素数)
小さい順に素数を並べると:2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, 29…
ちなみに、偶数で素数なのは2だけ!他の偶数はすべて2で割り切れるので素数にはなりません。
素因数分解の意味とは
素因数分解=ある数を素数だけの掛け算で表すこと
例:15 = 3 × 5(どちらも素数)
素因数分解の簡単な計算方法
大きな数でも、コツを覚えれば簡単に計算できます!
手順(54を例に)
- 縦線を引いて筆算の準備
- 54を割り切れる素数を見つける(偶数なので2)
- 54 ÷ 2 = 27を下に書く
- 27を割り切れる素数を見つける(3)
- 答えが素数になるまで繰り返す
答え:54 = 2 × 3³
もう一つの例(378)
答え:378 = 2 × 3³ × 7
練習してみよう!
以下の数を素因数分解してみてください:
- 16 = 2⁴
- 60 = 2² × 3 × 5
- 135 = 3³ × 5
まとめ
素因数分解は、最初は難しく見えても、実際はパズルを解くような楽しさがあります。基本的な手順を覚えれば、誰でも簡単にマスターできます。
大人塾では、このような「分かりやすい」をモットーに、大人の学び直しをサポートしています。数学が苦手だった方も、きっと「できる!」という体験ができるはずです。