このレッスンでは倍数と約数を学習します。
同分母の分数の足し引きが出来ている方が対象です。
分数の計算に役立つアイテムについて学習してみましょう。
スライドはスマホで見る場合スライドしていただくこともできますし、キーボードの左右のボタンを利用していただくこともできます。
倍数とは
倍数というのは、「その数の~倍の数字」という意味です。
6の倍数だったら、6,12,18,24,・・・ というようになります。簡単に言えば九九でいうところの「6の段」ですね。この倍数はどんどん続いていきます。九九は6の9倍である54で終わりですが、6の10倍の60、6の11倍の66・・・これらも6の倍数です。
昔の話になりますが、世界のナベアツさんという方が「3の倍数でアホになり、5の倍数で犬になる」というネタをやっていました(知らない方はごめんなさい)。実際に1から10まで書き出して見てみましょう。
- 1
- 2
- 3 (アホ)
- 4
- 5 (犬)
- 6 (アホ)
- 7
- 8
- 9 (アホ)
- 10 (犬)
このようにいくつか書きだしてみると、倍数がどいうものか、より具体的に分かりやすくなります。
約数とは
「ある数を割ったときに割り切れる数」をもとの数の約数といいます。
倍数と違って約数は、数字ごとに個数が決まっています。なので、すべて書き出すことができるのです。
18の約数だったら、1,2,3,6,9,18 の6個となります。すべて出すやり方のポイントは、ペアで考えることです。
- 1 × 18 = 18
- 2 × 9 = 18
- 3 × 6 = 18
このように、1から計算を始めます。1と何をかけ合わせたら18になるかを考えるのです。同様に、2と何をかけたら18になるか、3と何をかけると18になるか・・・と考えていきます。
4と5は、整数とかけ合わせても18になるペアがないので書きません。すると、次にくるのは6です。6はすでに3とペアで出ていますから、もう書く必要はありません。こうしてできたペアの数字が、その数の約数になるのです。
最後に復習!
このページで習ったことをもう一度復習しておきましょう。
- 倍数とは、「その数の~倍の数字」
- 約数とは、「ある数を割ったときに割り切れる数」
ということでした。
ここまでご覧いただた方は、倍数と約数がただの数遊びのように見えるかもしれません。
ですが実は、倍数と約数は分数の計算をしていく上でとっても大事な考え方の一つなんです。
この倍数と約数という言葉もこれから出てくるようになるので、しっかり覚えておきましょう!
わからなくなったら、いつでもこのページを見て復習しマスターしていきましょう!